日常の慌ただしい生活から抜け出し、自宅でリゾート気分を味わいたいと思ったことはありませんか?アジアンテイストなインテリアは、まさにその願いを叶えてくれるスタイルです。バリ島のヴィラやタイのリゾートホテルのような落ち着く空間を自宅に再現することで、心地よい癒しを感じられるでしょう。

そこで今回は、アジアンリゾートの雰囲気を演出するためのポイントから具体的な家具選び、コーディネートのコツまでを詳しく解説します。

 

 

目 次

アジアンリゾートな部屋の基本スタイル

アジアンリゾートスタイルの部屋作りを始める前に、その基本的な特徴とスタイルの種類を理解しておくことが重要です。

 

自然素材とアースカラーが基本

アジアンリゾートスタイルの最大の特徴は、自然素材を多用することです。ラタンや竹、チーク材などの天然素材は、温かみのある質感と独特の風合いで空間に深みを与えます。

大地や植物を連想させるアースカラーを基調とし、ベージュ・ブラウン・テラコッタ・オリーブグリーンなどの自然界に存在する色合いが調和することで心安らぐ空間が生まれます。

また、アクセントカラーとして深いレッド、ゴールド、オレンジなどのスパイシーな色を取り入れることで、エキゾチックな魅力をプラスできます。これらの色は小物やファブリックで取り入れると効果的です。

 

代表的な3つのスタイルと特徴

アジアンリゾートスタイルには、地域や文化の違いによっていくつかのバリエーションがあります。ここでは代表的な3つのスタイルをご紹介します。

 

バリ風リゾートスタイル

バリ風スタイルは、インドネシアのバリ島のリゾートホテルやヴィラをイメージしたスタイルです。ダークブラウンのチーク材家具と、白やベージュの組み合わせが特徴的で、重厚感がありながらもエレガントな印象を与えます。

彫刻が施された家具や装飾品、ガムランボールなどの伝統工芸品を取り入れることで、バリ島特有の神秘的で優雅な雰囲気を演出できます。大きな観葉植物や石像なども効果的なアクセントとなります。

 

タイ風リゾートスタイル

タイ風スタイルは、色鮮やかで温かみのあるスタイルです。オレンジ、赤、黄色などの暖色系を効果的に使い、活気に満ちた雰囲気を作り出します。

タイシルクのクッションや、象のモチーフ、蓮の花などの装飾品を取り入れることで、タイらしい華やかさと温かさを表現できます。金色の装飾を適度に使うことも、このスタイルの特徴の一つです。

 

モダンアジアンスタイル

モダンアジアンスタイルは、伝統的なアジアの要素を現代的にアレンジしたスタイルです。シンプルでミニマルなデザインを基調としながら、アジアンテイストのエッセンスを効かせます。

直線的でスッキリとしたフォルムの家具を選び、色調も比較的抑えめにまとめることで、都市部のマンションにも馴染みやすいスタイルです。

 

 

アジアンテイストな部屋作りの 5 ステップ

アジアンテイストな部屋を作るには、以下の5つのステップに沿って進めていきましょう。

 

Step1.コンセプトとテーマカラーを決める

まずは、どのようなアジアンスタイルにしたいかを決めましょう。例えば、前述した3つのスタイルのうち、どれが自分の理想に近いかを考えて、それに合わせたテーマカラーを設定します。

バリ風なら濃いブラウンと白、モダンアジアンならグレーと自然色、タイ風なら暖色系といったように、メインとなる色を2〜3色に絞ることで統一感のある空間になります。

また、部屋全体で目指したい雰囲気も明確にしておきましょう。「落ち着いてリラックスできる空間」「エネルギッシュで活気のある空間」など、具体的なイメージを持つことが重要です。

 

Step2.主役になる家具を選ぶ

コンセプトが決まったら、部屋の主役となる大型家具から選んでいきます。ソファ、ダイニングテーブル、ベッドなど、空間の印象を大きく左右する家具を最初に決めることで、他のアイテム選びの指針となります。

アジアンテイストの家具を選ぶ際は、素材感を重視しましょう。ラタンや竹、チーク材などの天然素材は、それだけでアジアンな雰囲気を演出してくれます。また、曲線を活かしたデザインや、手作り感のある家具を選ぶと、よりオーセンティックな印象になります。

 

Step3.開放感のあるレイアウトを考える

アジアンリゾートの特徴の一つは、開放感です。家具の配置を工夫して、空間に余裕を持たせることが大切です。

壁際に家具を寄せすぎず、動線を確保しながら配置しましょう。また、床面をできるだけ見せることで、視覚的な広がりを演出できます。高さの異なる家具をバランスよく配置することで、メリハリのある空間になります。

 

Step4.間接照明でリラックス空間を演出

照明は、アジアンテイストの部屋作りにおいて非常に重要な要素です。天井からの直接照明だけでなく、間接照明を効果的に使って、温かく落ち着いた雰囲気を作りましょう。

フロアランプやテーブルランプ、キャンドルなどを使って、部屋の各所に光のポイントを作ります。特に夕方から夜にかけての時間帯に、リゾートのような幻想的な雰囲気を演出できます。

 

Step5.観葉植物や雑貨で仕上げる

最後に、観葉植物や小物、ファブリックなどで空間を仕上げます。これらのアイテムは、部屋の個性を決める重要な要素です。

大きな観葉植物を1〜2個配置することで、自然の息吹を感じられる空間になります。

 

 

リゾート感を出すインテリアの選び方

アジアンリゾートの雰囲気を演出するためには、インテリア選びが極めて重要です。素材、デザイン、機能性のバランスを考慮して選びましょう。

 

素材で選ぶアジアン家具

アジアンテイストな家具を選ぶ際は、素材が最も重要なポイントです。天然素材特有の温かみと質感が、リゾートらしい雰囲気を醸し出します。

ラタン(籐)

ラタンは、アジアンインテリアの代表的な素材です。しなやかで丈夫な特性を持ち、椅子やソファ、収納家具など幅広いアイテムに使われています。

編み込まれたラタンの美しい模様は、それだけで装飾的な効果があります。また、軽量で移動しやすく、湿度にも強いという実用的なメリットもあります。クッションと組み合わせることで、座り心地も向上します。

ウォーターヒヤシンス

ウォーターヒヤシンスは、水辺に自生する植物を乾燥させて作られる素材です。ラタンよりも繊細な質感で、上品な印象を与えます。

バスケットや収納ボックス、椅子などに多く使われ、その自然な風合いが空間に温かみをもたらします。定期的なメンテナンスをすることで、長く美しい状態を保つことができます。

チーク材

チーク材は高級感があり、耐久性に優れた木材です。深い木目と美しい色合いが特徴で、ダイニングテーブルやキャビネットなどの大型家具に適しています。

バンブー(竹)

バンブー(竹)は、成長が早くエコロジカルな素材として注目されています。軽量で柔軟性があり、照明器具や収納アイテムなどに広く使われています。竹特有の節目が美しいアクセントとなります。

 

照明器具の選び方

照明は、アジアンリゾートの雰囲気作りに欠かせない要素です。天井照明は直接光が当たらない間接照明タイプを選ぶと、より雰囲気を醸し出すことが出来ます。

ペンダントライトやフロアランプには、和紙や竹、ラタンなどの天然素材を使ったシェードがおすすめです。これらの素材を通した光は、温かみのある陰影を作り出し、心安らぐ空間を演出します。

キャンドルホルダーやランタン風のアイテムを併用することで、より幻想的な雰囲気を作ることができます。

 

 

アジアンテイストなお部屋の雰囲気づくりは、わが家のマイスターにお任せ

アジアンテイストな部屋づくりを叶えるためには、自分好みのテイストを見つけることが第一歩。そこから、イメージに合う家具やファブリックなどのインテリア選びが重要となります。

わが家のマイスターでは、お客さまのお好きなテイストをお伺いして理想のお部屋をご提案させていただきます。心地のよい空間へのリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。