キッチンはリフォームの中でも力を入れたい場所の1つ。
設備を新しくするだけでなく、内装や収納にもこだわって、毎日の家事が楽しくなるようなおしゃれなキッチンに仕上げたいですよね。
今回はリフォームのプロが、キッチンをおしゃれにリフォームするためのポイントを解説します。

 

 

目 次

おしゃれなキッチンにリフォームするポイント

 

 

 

 

 

 

 

 

システムキッチンの寿命は約15〜20年。
使いにくさや汚れ、不具合が気になって、リフォームを検討されることが多いでしょう。
このとき単にシステムキッチンを交換するだけでなく、次のようなポイントを押さえてリフォームすると、もっとおしゃれなキッチンになるかもしれません。

 

内装のコーディネートにこだわる

システムキッチンの交換と一緒に実施したいのが、床や壁などの内装リフォーム。
床材や壁紙、キッチンパネルは面積も大きいため、色や素材を変更すると、キッチンの雰囲気をがらっと変えてくれます。
キッチン本体・カップボードの扉・ワークトップ・シンクとの相性も考えて、トータルでコーディネートしましょう。

 

LDK全体のバランスを考える

最近はアイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど、オープンなレイアウトのキッチンが人気です。
リビングやダイニングからもよく見えるので、キッチンのことしか考えていないと、LDK全体を見渡したときちぐはぐな印象になってしまうことも。
リビングやダイニングのインテリアとの相性も考えてコーディネートしましょう。

 

生活感を出さない「隠す収納」

生活感がでやすいパッケージの缶詰や調味料などは「隠す収納」にしまうと、キッチンをおしゃれにまとめやすくなります。
背面収納やパントリーで十分な収納量を確保して、ゴミ箱などは存在感がでにくいように置き場所をつくるといいですね。
オープンキッチンはリビング側から手元が見えやすいので、すっきりと片付ける自信がなければ、腰壁などで目隠しするのも1つの手です。

 

おしゃれなアイテムは「見せる収納」

お気に入りのお皿やコーヒーグッズなど、おしゃれなアイテムは「見せる収納」でディスプレイするのもおすすめです。
キッチン背面にオープン棚を造作したり、壁にフックをつけてつり下げたりとさまざまな方法があります。
あまりたくさんのものを置くとごちゃごちゃして見えるので、余白をつくって飾るのがポイントです。

 

照明で空間を演出する

おしゃれなキッチンに欠かせないのが照明計画です。
カウンターの上に複数のペンダントライトをつり下げたり、天井に埋め込むダウンライトですっきり見せたりと、好きな照明を組み合わせましょう。
リフォームなら下がり天井をつくって間接照明を仕込むような、主役級の照明の演出にもチャレンジできます。

 

使い勝手のいいキッチンにリフォームするポイント

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンは家事をする場所なので、おしゃれなだけでなく使い勝手のよさも大切です。
次のようなポイントを押さえると、料理や片付けがスムーズに進みますよ。

 

ライフスタイルに合わせたレイアウトにする

キッチンのレイアウトを変更するなら、ライフスタイルに合わせることが大切です。
例えば「料理をしながら子どもの様子を見守りたい」という方には、対面式のキッチンが向いているでしょう。
「夫婦や親子でキッチンに立ちたい」という場合は、回遊性のあるアイランドキッチンもおすすめです。

 

冷蔵庫・ガスコンロ・シンクをバランスよく配置する

キッチンレイアウトの基本は、冷蔵庫・ガスコンロ・シンクの3点を結んだ「ワークトライアングル」です。
この三角形が大きすぎると無駄な動きが多く、小さすぎると狭くて動きにくくなります。
理想的な三角形の大きさは「3辺の合計が360〜660cm程度」といわれているので、参考にしながらレイアウトを決めましょう。

 

家事動線に合わせた収納をつくる

毎日使う食器はサッと手に取れる場所に、めったに使わない季節物は高い位置やパントリーに。
キッチン収納は、効率よく家事を進められるように考えましょう。

 

 

キッチンリフォームで気をつけるべき注意点

キッチン本体を移動させると、給排水管の位置も変わります。
床下の配管の構造によっては、希望する位置にキッチンが動かせない場合もあるので、事前にリフォーム会社に確認してもらいましょう。
また、キッチンのコンセントを増やしたり、ガスコンロからIHへ変更したりする場合は、電気会社との契約の見直しが必要になることもあります。

 

 

スタイル別にご紹介!おしゃれなキッチン事例

ここからはインテリアのテイスト別に、おしゃれなキッチン事例を見ていきましょう。

 

シンプルなキッチンリフォーム事例

 

 

 

 

 

 

 

 

ホワイトを中心としたシンプルなキッチンは、どんなリビングやダイニングとも合わせやすいのがメリット。
内装にはたくさんの色を使わずに、白やシルバーなど清潔感のある色味で統一しましょう。
またすっきりとした空間をつくるのがポイントなので、十分な量の「隠す収納」をつくることも重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの事例ではリビング側からキッチンの手元が見えないように、少し高さのあるカウンターで目隠し。
カウンター下には収納があって、ダイニングに散らかりがちな日用品を収納したり、雑貨や観葉植物を飾ったりできます。

 

モダンなキッチンリフォーム事例

 

 

 

 

 

 

 

モダン=現代的なキッチンも、安定して人気のスタイル。
カラフルな色は使わずに、モノトーン(白・黒・グレー)でまとめるのがコツです。
こちらのリフォーム事例ではグレーの面材を中心にコーディネートし、キッチン設備や家電は直線的なデザインをチョイス。
シルバーのレンジフードなどで、モダンテイストには欠かせない「無機質な素材感」もプラスしています。

 

ミニマムなキッチンリフォーム事例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは「キッチンは必要最低限でコンパクトにしたい」という希望を叶えたリフォーム事例です。

ステンレスの箱が浮いているような、無駄がないデザインのキッチンを選びました。
余計な物を置かずにミニマムライフを送りたいという方におすすめのスタイルです。

 

ナチュラルなキッチンリフォーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木やラタンのような自然素材を使った、あたたかみのあるナチュラルテイストのキッチン。
カフェのように落ち着いた雰囲気で、昔から人気のあるスタイルです。
こちらのリフォーム事例では、キッチンの面材や天井に木目、壁にレンガ調を採用。
壁面収納にカゴや植物も飾って、おしゃれでかわいらしいキッチンに仕上げました。

 

和モダンなキッチンリフォーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和とモダンをミックスしたスタイルも、リフォームでは実践しやすいでしょう。
こちらは築35年の中古住宅を、古民家カフェのように趣あるスタイルにリフォームした事例。
既存の障子や襖を残した和風住宅でありながら、ブルックリンの倉庫街のイメージを取り込んだ遊び心あるデザインがポイントです。

 

料理が楽しくなるおしゃれなキッチンにリフォームしよう

内装や収納にもこだわると、もっとおしゃれで使い勝手のよいキッチンになります。
毎日の料理や片づけが楽しくスムーズに進められるので、きっと暮らしにゆとりも生まれるでしょう。
どのようなキッチンにリフォームするか迷っている方は、ぜひ「わが家のマイスター」にご相談ください。
リフォームのプロが好みのスタイルやお困りごとをヒアリングして、ご自宅にぴったりなリフォーム内容をご提案いたします。