最近、人気なのが開放感のある間取り。
新築の際、部屋数を減らして広いリビングや子ども部屋をつくった方も多いのではないでしょうか。

そんななかでリモートワークの需要が高まり、お家で仕事をする機会も増えましたよね。
しかし、仕事をする場所を確保するために書斎をつくれるほど部屋が余っていない……とお困りの方がいるのが現状です。

開放感を残しつつ、仕事に集中できる環境をつくれるのが「間仕切り戸」です。
その他にも子供部屋を仕切ったり、収納を隠したりとさまざまな活用方法があります。
うまく取り入れて、フレキシブルに活用をしましょう。

 

 

目 次

間仕切り戸なら空間を自由に間仕切りできる!

間仕切り戸とは、扉を使って建物内部を区切ること。
普段は広々と使えて、好きなときに空間を区切れるので、1人時間を楽しみたいときや仕事に集中したいときなどに大活躍します。
大掛かりに増設したり壁をつくったりしなくても、気軽に空間を変えられます。

デメリットは、壁で仕切るのに比べて遮音性が低いこと。
壁で仕切るのとどちらの方が適しているか、リフォーム会社に相談しながら検討してみましょう。

間仕切り戸リフォームの工事日数は2日程度なので、生活に大きな影響を与えません。
暮らし方や働き方の多様化に順応できるように、間仕切り戸リフォームをして快適性をアップさせましょう。

 

間仕切り戸の種類

間仕切り戸の種類は大きくわけて3つあります。
それぞれの特徴とリフォーム費用を解説します。

 

引き戸タイプ

扉を横にスライドさせる引き戸タイプ。
前後に場所を取らないため、車椅子の方や子どもでも扱いやすいのが特徴です。
引き戸にも種類があって、片引きや引き違い、引き分けなどがあります。
L字型に空間を仕切る引き戸もあるんですよ。
壁に扉が隠れる引き込みタイプであれば、フルオープンにしたとき、間仕切りが最初からないような開放感を得られるでしょう。

 

折れ戸タイプ

複数枚の扉を折りたたんで開閉する折れ戸タイプ。
扉を開けた際の飛び出しが少ないので、狭い空間でも取り入れやすいのが特徴です。
折った扉をそのまま端に寄せれば邪魔になりません。
床面にレールを設置しない上吊式なら、つまずく心配がなく、溝にゴミが溜まらないメリットもあります。

 

ガラス戸タイプ

扉といえば木製のイメージが強いかもしれませんが、ガラス製のデザイン扉もあります。
透明なタイプだけではなく、半透明やアンティーク風などおしゃれな見た目のものも。
ガラス戸は光を通すので、照明がついていれば「間仕切り戸の向こうで起きているのかな」と行動が把握しやすいメリットがあります。
木製扉で間仕切るよりも空間を狭く感じないのも魅力のひとつです。

 

こんな使い方もある!間仕切り戸のおすすめ活用事例

ここからは、間仕切り戸を活用した事例をご紹介します。
「こんな使い方もあるんだ!」と参考になったら、ぜひご自宅に取り入れてみてくださいね。

 

事例1:ガラス戸でリビングと寝室を間仕切り

LDKの横に寝室があると、朝起きたときすぐにキッチンで料理ができたり掃除ができたりと家事動線が短くなります。
また、子どもが小さいときは一緒に寝ることが多いので、リビング横に寝室があるほうが便利なことも。
しかし、お客様が来たときにLDKから寝室が丸見えなのは抵抗がありますよね。
そこでLDKと寝室をガラス戸で間仕切ると、目隠しをしながら光はほどよく入ってくるので、間仕切りによる圧迫感が少なくなります。
施工事例「北欧テイストで統一した 明るく開放的なLDK空間を楽しむ暮らし」

 

事例2:可動式の間仕切り戸で子ども部屋をゆるく間仕切り

1つの洋室に子ども部屋を2つつくりたいというご相談を受け、間仕切り戸リフォームをしました。
子どもが1人自立したときには、もう1人の寝室や趣味部屋として活用できるでしょう。
子どもが2人とも自立したあとは、間仕切り戸を開けっ放しにして、また1つの洋室として自由に使うことができます。

施工事例「将来を見据えて 可動式の建具でゆるく間仕切る子供部屋」

 

事例3:リビングとつながる書斎をつくる

リビングの一角に書斎をつくったときの間仕切り戸のプラン。
仕事や作業、勉強などをしたいときは書斎に移動して引き戸を閉めれば、集中できる個室に変化します。
普段は開けっ放しにもできるように、間仕切り戸や家具の色味はリビングと書斎で統一しました。
個室だと自分好みにコーディネートしがちですが、リビングとつながっていることを意識して家具などを選ぶと、写真のようにすっきりした空間になりますよ。

 

事例4:オープンクローゼットを目隠しする

最初は出し入れがしやすいからオープンなクローゼットをつくったけれど、やっぱり生活感がでるから隠したいと思うこともありますよね。
しかし、いきなり中身の見えない扉を取り付けてしまうと圧迫感が出るかもしれません。
圧迫感を感じさせないためには、スモークガラスやすりガラスを選ぶのがおすすめです。
出典:Panasonic|間仕切り開閉壁スクリーンウォール

事例5:キッチンの背面収納を目隠しする

キッチンの背面収納は生活感がでやすい場所でもありますよね。
完全に中が見えないように木製やステンレスの扉を採用するのも良いですが、扉を閉めた状態でどこに何があるか、ある程度把握したい方も多いはず。
そんなときに役立つのがスモークガラスです。
ほどよく目隠しをしつつ、食器などの置き場所がわかるので、使い勝手がいい収納になります。

 

間仕切り戸リフォームでフレキシブルな空間づくりを

子ども部屋をつくったり書斎をつくったりするなど、個々の部屋を用意するのもいいですが、使わない日がくるかもしれません。
それなら、開放感溢れるリビングの一角に一時的に個室になる空間をつくってみてはいかがでしょうか。
間仕切り戸を活用すれば、手軽にフレキシブルな空間づくりができますよ。
間仕切り戸リフォームについては、ぜひ経験豊富な「わが家のマイスター」にご相談ください。