新型コロナウイルスの影響でテレワークや在宅勤務を経験し、今でも継続している方はたくさんいらっしゃることでしょう。
しかし、自宅で集中して仕事をすることは案外難しく、専用の書斎を欲しいと感じた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな方のために書斎リフォームについてご説明いたします。
書斎の種類やリフォーム費用など、丁寧に解説させていただきますので、ぜひご覧ください。

 

 

目 次

書斎のタイプは3種類ある

最初に、書斎にはどんなタイプがあるのかということを解説いたします。
それぞれ特徴があるため、リフォームをされる場合は、まずどのタイプにするのか決めていただく必要があります。

 

個室タイプ

書斎と聞いてまずイメージする方が多いのは個室タイプではないでしょうか。
一部屋を作業部屋とし、デスクや棚を設置すれば、立派な書斎になります。
しかし、意外にも書斎はそこまで広いスペースを必要としません。
一人用の作業スペースであれば2~3畳でも事足りるため、少し大きめの押入れやウォークインクローゼットをリフォームして、小さめの書斎を創り出すことも可能です。
リフォーム費用相場:30万円~

 

セミオープンタイプ

壁・本棚・カーテン・パーテーション、またはその他背が高い家具やインテリアなどで空間を仕切れば、セミオープンタイプの書斎が完成します。
完全に密閉する必要がないため、個室タイプに比べて、比較的容易にリフォームすることが可能です。
また、仕切りが可動式であれば、シチュエーションに応じて空間を使い分けることができます。
仕事をする時は集中できる書斎に、それ以外は仕切りを開放して広々とした空間になります。
リフォーム費用相場:10万~30万円

 

オープンタイプ

リビングやダイニングの一角に併設されるような、オープンタイプの書斎・ワークスペースもあります。
極端に言ってしまえば、デスクを置くだけでそこを作業場所とすることもできるので、3種類の中では最も簡単にリフォームすることができます。
しかし、設置する場所によっては周囲の邪魔になったり、部屋の景観を崩してしまったりすることも考えられます。
周りとのバランスを考えて、空間に馴染ませることを意識しなければなりません。
リフォーム費用相場:~10万円以下

 

 

密閉性がポイント

書斎の種類は上記の3種類ですが、それぞれの大きな違いは密閉性です。
「個室タイプ」→「セミオープンタイプ」→「オープンタイプ」
上記の順に密閉性が低くなっていきますが、密閉性が高いものと低いものとだと、それぞれ以下のようなメリットがあります。

 

密閉性が高い書斎のメリット

  • 仕事・作業に集中できる
  • 周囲の音が気になりにくい
  • プライバシーの確保が容易

密閉性が高いことによる最大のメリットは、仕事に集中しやすいということです。
もし家族や同居人がいても、密閉された個室であれば気を取られることも少なく、物音も気になりにくいです。

また、仕事をするという意味合いでは、プライバシーが確保できるかという点も重要です。
いくら自宅とはいえ、仕事内容を見られる可能性があることはあまり良いことではありませんし、人によっては大きく集中力を欠くことにもなります。

 

密閉性が低い書斎のメリット

  • 開放感がある
  • コミュニケーションがとりやすい
  • 密閉性が低いことにも少なからずメリットがありますが、まず一つは開放感があるということ。

密閉された狭い空間より、開けた場所で伸び伸び仕事をしたいという方も少なくありません。
また、家族とコミュニケーションをとりやすいというメリットもあります。
部屋にずっと籠ってしまって家族と喋る機会が少なくなることもありませんし、子育て中のご家庭でも、常に子どもを視界に入れながら仕事をすることができます。

 

 

テレワーク・在宅勤務するなら個室タイプがおすすめ

3種類の書斎を紹介させていただきましたが、一般的にテレワークや在宅勤務に適しているのは、仕事に集中しやすい個室タイプの書斎です。
家族や同居人がいる場合は尚更で、防音性を高めるためにも、周囲は密閉されていることが望ましいです。
また、人間は広い空間より狭い空間の方が集中力が上がるといわれています。
そのため、仕事効率だけを重視するのであれば広い空間は必要なく、家の中で余っているスペースでも十分ということになります。
ただ、あくまでそれは一般論です。
オープンタイプのように開放感を感じられる環境の方が頭がリフレッシュできるという方もいますし、業務的にそれなりの広さが必須である場合もあるでしょう。

 

 

書斎リフォームの費用はいくらかかる?

それでは次に書斎リフォームにかかる費用について解説していきます。
どのような書斎にするかによって金額は大きく異なりますが、例えば既にあるスペースをそのまま活用し、ほとんど手を加える必要がない場合は10万円以下でリフォームすることも可能です。
ただし、間取りを大幅に変更し、壁や窓も増設するなど、本格的な個室を新たに創り出す場合は100万円以上かかることもあるため、結局はリフォーム内容に依存します。
ちなみに、間取りの微調整や、ちょっとした壁・仕切りの増設程度であれば30~50万円ほどでリフォームすることができます。

 

 

書斎リフォームの注意点

最後に、書斎リフォームを行う上での注意点を解説いたします。

 

仕事・作業に集中できる環境か

まずはきちんと仕事に集中できる環境かどうかという点ですが、既にお伝えした通り、一般的には密閉性が高い方が仕事に集中できます。
間取りや予算などの関係で、個室タイプの書斎を創ることがどうしても難しいという場合でも、可能であればセミオープンタイプをおすすめします。

 

空調・日当たり・衛生面に問題はないか

特に個室タイプの書斎にリフォームする際に重要な項目となるのですが、空調・日当たりを確保し、衛生面に問題がないか注意しておきましょう。
特にもともと部屋として活用されていなかった空間を書斎にリフォームする際は、新しく窓を取り付けたりする必要がある場合もあるため、計画段階でしっかり確認しておきましょう。

 

コンセントの差込口は確保されているか

テレワークや在宅勤務ではほとんどの場合においてパソコンを使用しますが、そのためのコンセントの差込口は確保されているでしょうか。
物置やクローゼットをリフォームする場合はもともとない場合がほとんどなので、新しく設置する必要があるかもしれません。

 

ベッドや娯楽物を設置することはおすすめしない

デスクの近くにベッドや娯楽物が置かれていると、気が散ってしまって、集中力が削られてしまいます。
集中力を維持するためには極力何も置かないことが無難ですが、観葉植物のようにリラックス効果がある物はむしろおすすめです。

 

 

理想の書斎にリフォームして快適にテレワーク!

書斎リフォームについて解説いたしましたが、ご参考いただけましたでしょうか。
何タイプかに分けられる書斎ですが、テレワークや在宅勤務には、集中力が高められる個室タイプがおすすめです。
ただ、同じ個室タイプの書斎でも、広さ・寸法・デザインは様々ですし、そもそも他のタイプが合っている方もいらっしゃるので、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
わが家のマイスターでは、専門家の観点からお客さまに合ったリフォームをご提案いたします。
新しい書斎が欲しい、リフォームしたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。