レトロなスタイルを取り入れたインテリアは、どこか懐かしさを感じさせる空間を演出してくれます。
今回はレトロスタイルのタイプや、気軽にレトロを取り入れるコツを紹介します。
複数の時代のレトロ要素を取り入れる
これまでミッドセンチュリーなど一昔前のスタイルが流行したことはありましたが、近年の特徴としては、昭和レトロやアメリカンカントリーなど、時代や地域を超えた、複数のレトロ要素を同時に取り入れるようになっていることです。
レトロというと、大正ロマンならすべて大正ロマンで統一しなければいけないと考えるかもしれませんが、多様なレトロが同時に人気となっている現代では、堅苦しく考える必要はありません。
懐かしさとあたたかみを感じさせるレトロスタイルを取り入れることで、自宅をより愛着の湧くリラックス空間にしてみませんか。
レトロスタイルの多様性
レトロスタイルには、主に以下のようなタイプがあります。
- アメリカンカントリー
- ミッドセンチュリー
- 昭和レトロ
- レトロポップ
- 純喫茶/大正ロマン
それぞれの特徴を知り、どんなレトロスタイルを取り入れたいかイメージを膨らませましょう。
アメリカンカントリー
アメリカンカントリーとは、19世紀の西部開拓期を象徴する素朴で温かみのある雰囲気を基調としたスタイルを指します。
木材をふんだんに使用した自然素材の家具に、ギンガムチェック柄のファブリックを合わせるなど温もりを感じるインテリアが特徴です。
ミッドセンチュリー
ミッドセンチュリースタイルは、20世紀中盤に流行したシンプルかつ機能的なデザイン家具を取り入れた空間です。
カリモク60やイームズチェアに代表される、曲線的でスタイリッシュな家具を主役にコーディネートすることで、モダンレトロなミッドセンチュリースタイルに仕上がります。
オレンジやイエローなど、スタイルの中心となるカラーを取り入れることもポイントです。
昭和レトロ
昭和レトロは、日本の高度成長期を彷彿とさせる、庶民的であたたかみのある雰囲気が特徴です。
当時見られたような懐かしい柄の壁紙やテーブルクロスを取り入れたり、黒電話などの象徴的なアイテムを置いたりすることで、昭和レトロな魅力あふれる空間になります。
レトロポップ
レトロポップとは、懐かしさを感じさせる「レトロ」と、大衆的で親しみやすい「ポップ」を掛け合わせた造語で、ファッションやアートの分野でもよく使われている言葉です。
1960年～1970年代のものを中心に、オレンジやグリーンなどのカラフルで曲線的なものを取り入れることで、華やかでかわいらしい、活気のある雰囲気に仕上げます。
海外のヴィンテージ家具に、日本の丸テーブルなどを組み合わせても自然に馴染みます。
純喫茶/大正ロマン
大正ロマンは日本の大正時代を思わせる、落ち着いたダークカラーの木の空間が象徴的です。柱や梁を露出させた真壁づくりの部屋に、黒や濃いブラウンの家具を取り入れたり、クラシックなクロスを取り入れたりすると、純喫茶のような品のある空間に仕上がります。
レトロアイテムをインテリアに取り入れるコツ
お部屋をレトロでおしゃれな空間にアレンジするには、いくつかのポイントがあります。家具や小物の選び方、配色のコツなど、レトロスタイルをカジュアルに取り入れるコツを解説します。
木のぬくもりを感じられる家具を選ぶ
部屋の中心となる家具には、木のぬくもりを感じさせるヴィンテージ感のあるものを選びましょう。アンティークショップなどで味わいのある家具を探すのも楽しみの一つになるかもしれません。
オレンジやイエローなどの暖色系の色を選ぶ
レトロな部屋をつくるには、配色も重要です。なつかしくて庶民的なレトロ空間には、オレンジやイエローなどの暖色系の色がよく合います。
レトロポップなカラーを濃いブラウンの家具や床と組み合わせると、落ち着きとあたたかみを感じさせる空間に仕上がります。
味わいのあるユニークな装飾品をアクセントにする
ポイントとして、レトロなスタイルを象徴するような装飾品を取り入れましょう。柄物のカーテンや陶器、クッションなどもアクセントとしておすすめです。
壁紙やフローリング、照明などのリフォームで理想の空間に
家具や装飾品でもレトロなインテリアをつくることはできますが、お部屋をリフォームすることでより本格的なレトロスタイルを実現することも可能です。
壁紙にレトロポップなアクセントクロスを取り入れたり、ブラウンのフローリングに張替えたりすることで、よりレトロアイテムが映える空間になります。
照明を草花モチーフなどのレトロなスタイルに取替えるのも効果的です。
レトロなインテリアへのリフォームならわが家のマイスターに相談を
わが家のマイスターでは、お好みのスタイル空間を実現するためのご提案をさせていただきます。
「こんなレトロ空間にしたい」という憧れやイメージがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
