近年、共働きや独居世帯の増加などにより、家の中で子どもやシニア、ペットだけで過ごす家庭も増えてきました。
そこで積極的に考えられるようになっているのが安全対策です。
戸締りをきっちりする、侵入されにくい窓を採用する以外にも、スマートロックや見守りカメラなどの便利ツールの導入も進んでいます。
今回は、安心して暮らせるためのアイデアをいくつかご紹介いたします。

 

 

目 次

子ども・シニア・ペットに潜む危険

家の中なら安全と思っていても、意外と危険が身近に潜んでいるもの。
とくに、子どもやペットの留守番や、シニアの一人暮らしでは、次のような被害に遭うかもしれません。

 

  • 子ども:事故やケガのリスク、不審者対策
  • シニア:転倒や体調不良、認知症関連のリスク
  • ペット:留守番中のストレスや不安

留守番や一人暮らしを避けることが安全ではあるものの、共働きや独居世帯であると余儀なくされることもあるでしょう。
ここからは子ども、シニア、ペット、それぞれが安全に暮らせる便利ツールをご紹介していきます。

 

 

子ども|便利ツールを活用した見守り方法

小学生だけで留守番中、思わぬ事故やケガが起きる可能性はゼロではありません。
また、子どもを犯罪から守るためにも、外出先から見守れる対策をしておきましょう。

 

共働き家庭のスマートロック導入

子どものカギの閉め忘れが心配なら、玄関ドアにスマートロックをつけるのがおすすめです。
オートロック機能がついた商品なら、外出時や帰宅時に自動でカギがロックされます。
暗証番号や指紋で開錠できる商品なら、子どもがカギを無くしてしまう心配もありません。

 

見守りカメラ

リビングなどに見守りカメラを設置すると、スマートフォンやパソコンからリアルタイムで子どもの様子をチェックできます。
見守りカメラの設置に工事は必要ないため、すぐに導入できるのもうれしいポイントです。
見守りカメラのなかには通話ができるタイプもあるので、より安心して留守番をさせられるでしょう。

 

 

シニア|親子の適度な距離感を保った環境づくり

シニアが一人暮らししている場合、安全に暮らせるように工夫を促すことが大切です。
家族が遠方に住んでいるのであれば、いつでも暮らしの様子を伺えるシステムの導入も検討するとよいでしょう。

 

基本的な安全対策

まずは暮らしに潜む危険から身を守るための安全対策を行いましょう。
例えば、水まわり設備や廊下に手すりを取り付けて、転倒防止を図るのも効果的です。
認知機能の変化に応じて、必要であれば掃き出し窓や玄関ドアの鍵の数を増やすなどの安全対策も検討されるとよいでしょう。

 

ITの活用でほどよい距離感で見守る

遠方で暮らすシニアの見守りに関しても、見守りカメラの設置は効果的です。
またAI搭載のスマートディスプレイを活用すれば、「デイサービスのお迎え準備の時間です」「朝食後のお薬の時間です」などの声かけもしてもらえます。
スマートリモコンでエアコンを遠隔操作すれば、熱中症対策にもなるでしょう。

 

遠隔モニタリングシステムの活用

ペースメーカーを使用している場合、病院によっては遠隔モニタリングシステムが活用できる場合もあります。
自宅に中継機器を設置すると、病院に行かなくても心臓デバイスの情報を病院に送信できるサービスです。
緊急アラート機能を設定すれば、不整脈などの早期発見ができ病状悪化を防げるのが大きなメリットです。

 

 

ペット|言葉を発せないため手厚い管理を

ペットにとって留守番はストレスに感じるもの。
飼い主が帰ってくるまで部屋の中を動き回るため、なるべくストレスのない環境を整えてあげることが大切です。

 

自動給餌器・給水器

ペットがご飯を食べるタイミングで外出する場合は、自動給餌器・給水器があると便利です。
タイマーをセットすると自動的に決められた量が出るので、食べ過ぎを抑えられます。
給水器を設置しておけば、器をひっくり返させる心配もなく、帰宅まで水がある状態を維持できます。

 

温度・湿度管理システム

外出時間が長くなる場合は、遠隔操作できるエアコンなどを導入しておくと安心です。
ペットは自分で室温や湿度を調整できないため、不快な環境で帰りを待っているかもしれません。
とくに夏場や冬場は、ペットにとって過ごしにくい時期です。
遠隔操作できるエアコンに買い換えれば、ペットにとって快適な温度と湿度に調整してあげられます。

 

ペットカメラ

ペットの留守番に欠かせないペットカメラ。
家の外にいてもペットの様子を確認できるので、お出かけや仕事時に役立ちます。
首振り機能のあるペットカメラなら遠隔操作でペットがどこにいるか探しやすく、動作感知できるものであればいつでもペットの様子を見られるでしょう。
さらにマイクやスピーカーが搭載されているペットカメラなら電話のように声かけもできるので、飼い主の声を聞かせて安心させてあげることもできます。

 

 

安心して暮らせる環境づくりをしよう

子どもやペットの留守番、シニアの一人暮らしには、心配なことがいくつかあります。
便利ツールを活用しながら見守り対策をして、安全に過ごせる環境をつくりましょう。
大切な家族が安心して暮らせる家づくりを検討されている方は、お気軽に「わが家のマイスター」へご相談ください。