開放感たっぷりの広い空間で過ごせたら私生活やお仕事のモチベーションがアップしますよね。
しかし、実際のお部屋は狭くて「憧れとはほど遠い」とあきらめている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、空間を広く見せるレイアウトや家具選びのテクニックをご紹介します。
空間を広く見せるための基本テクニック
まずは、空間を広く見せる基本のテクニックをご紹介します。
床や壁をたくさん見せる
空間を広く見せるには、余白をつくることが大切です。
家具を減らしたり、コンパクトにしたりして、床や壁がたくさん見えるようにしましょう。
ガラステーブルやシェルフは物を置いても床や壁が見えるので、抜け感を与えたい空間にぴったりの家具です。
視線をコントロールする
手前に視線が留まってしまうと空間が狭いと感じやすくなるので、お部屋に入ってすぐ奥のほうに視線が向く工夫を取り入れましょう。
アクセントクロスや大きい観葉植物など、目立つインテリアアイテムやデザインをお部屋の奥に配置するのがポイント。
すると、自然と視線が奥に抜けて空間が広く見えますよ。
明るめの配色を意識する
内装や家具などを明るい色でまとめるのも、空間を広く見せる演出に効果的です。
白やベージュなど、白よりの色は膨張色と呼ばれていて、実際よりも広がって見えるようになります。
フローリングやクローゼットの扉など、空間を大きく占める部位の色は明るくしてみましょう。
空間を広く見せる家具選びとレイアウト
基本テクニックを押さえたところで、次に家具選びとレイアウトのポイントをご紹介します。
コンパクトな家具を選ぶ
コンパクトな家具を配置すると、空いている床面積が広くなります。
たとえば、足を伸ばしてくつろげるようにL字型やオットマンを使うソファはかなりのスペースが取られますよね。
ソファベッドを活用すると、普段はソファとして使えて、くつろぎたいときはベッドにできます。
ダイニングテーブルは横幅が伸びるタイプにするなど、普段はコンパクトで必要なときだけサイズアップできる家具を選ぶと便利です。
ロースタイルの家具を選ぶ
背の高い家具がいくつもあると圧迫感を抱きやすいので、なるべくロースタイルの家具を選ぶといいでしょう。
背の低い家具でコーディネートすれば、視線を遮ることがなくなって抜け感のある仕上がりに。
足のないソファやベッドに腰かけると必然的に目線が低くなるので、ほかの家具もロースタイルで統一すると落ち着きやすくなります。
脚付きの家具で床面を見せる
脚のついた家具を置くことも、空間を広く見せるテクニックです。
じか置きよりも床面が見えるので、脚つきの家具に変えるだけでも大きなイメージチェンジになるでしょう。
より空間を広く見せたい場合は、足の細い家具を選ぶのがおすすめですよ。
視線が奥まで抜けるよう配置する
視線を遮る背の高い家具はなるべく中央を避けて、壁際に寄せましょう。
ドア側に背の高い棚やハンガーラックなどを置き、奥にベッドやソファなど背の低い家具を置くレイアウトにすると、視線が奥まで抜けやすくなります。
フォーカルポイントをつくる
フォーカルポイントとは、自然と視線が集まる場所のこと。
入り口から一番遠いところにつくることで奥行きが生まれ、空間を広く感じられます。
アートパネルやシェルフを配置してスポットライトや間接照明で照らしてあげると、さらに奥行きがでますよ。
空間を広く見せるカラーコーディネート術
空間を広く見せる基本のカラーコーディネートはベースカラーを白っぽい色にすること。
そこにアクセントとなる色を取り入れることで、メリハリをつけられますよ。
色の印象によって空間の見え方が異なってくるので、アクセントを加えるならまずは色の性質を知りましょう。
- 進出色 ・・・ 迫って見える :赤、オレンジ、黄色など
- 後退色 ・・・ 遠くに見える ・青、緑、茶色など
アクセントクロスや家具に色を取り入れるときは、圧迫感のない後退色を選ぶのがおすすめ。「床→壁→天井」の順に白っぽくしていって、天井を高く見せるのもアイデアです。
空間を広く見せるおすすめリフォーム
家具やレイアウトで空間を広く見せるのには限界があります。
グンっと空間を広く見せるならリフォームがおすすめです。
間取り変更リフォーム
広い空間を得るためにもっとも効果的な方法が間取り変更リフォームです。
たとえば、リビングダイニングを区切る壁がある場合は、壁をなくすことで開放的な空間になります。
壁の代わりに可動式棚やカーテンを配置すれば、必要なときに空間を区切ることができますよ。
内装リフォーム
内装の色や壁紙・床の張り方を変えて空間を広く見せるリフォームもおすすめです。
壁や天井は白系でまとめて、壁一面だけに後退色を取り入れれば、広がりのある空間に生まれ変わります。
フローリングやボーダークロスは長手方向に張ることで、視線が奥に抜けるように。
内装リフォームをすれば、家具を買い替えなくても開放的な空間を叶えられるでしょう。
収納リフォーム
狭い空間でも収納量は確保したいところ。
家具やデッドスペースと収納を掛け合わせれば、空間を圧迫せずに収納スペースを確保することができるでしょう。
- リビングの一角に小上がりを設置して、段差部分を引き出し収納にする
- 階段下に棚をつくったり、壁をニッチにしてディスプレイ収納を楽しむ
ちょっとしたコツで空間を広く見せよう!
家具のデザインやレイアウトを変えるだけで、一気に抜け感のある空間に仕上がります。
フォーカルポイントをつくったり、背の高い家具をドア近くに配置したりする方法なら、あまりコストをかけなくてもできそうですよね。
今よりも広い空間で過ごしたいとなれば、思いきってリフォームするのも手。
どうやったら空間を広く見せられるのかわからない場合は、豊富なリフォーム実績がある「わが家のマイスター」にご相談ください。
限られた空間でも広く見せるデザインをご提案させて