北欧スタイルの家に憧れを抱きながらも、「家をまるごと変えるにはどうしたらいいの?」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな方は、小さな雑貨から北欧風のインテリアを取り入れてみませんか?
北欧デザインのアイテムを少しずつ取り入れることで、気軽に北欧スタイルの暮らしを楽しむことができますよ。
今回は、北欧スタイルを取り入れる方法を、雑貨から家具、内装、設備まで段階的にご紹介します。
雑貨から始める北欧スタイル
まずは北欧デザインの特徴である、シンプルさと機能性を兼ね備えた雑貨から始めてみましょう。
以下のアイテムを取り入れるだけでも、お部屋の雰囲気は大きく変わります。
ホーローマグ
北欧の定番アイテムであるホーローマグは、素朴な風合いと耐久性が魅力です。
白地にカラフルな縁取りが施されたデザインが特徴的で、キッチンに置くだけでも北欧の雰囲気が漂います。
モビール
モビールは、北欧デザインの象徴的存在です。
自然をモチーフにしたものが多く、鳥や植物、幾何学模様などデザインはさまざま。
軽やかに揺れる姿は、部屋に動きと遊び心を与えてくれます。
天井から吊るすタイプやスタンドタイプなどの種類があるので、お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
ウールベース
スウェーデンのブランド、aveva(アベバ)によるウールと砂、ガラスを使ったウールベースは、その優しい風合いと北欧らしい色合いで室内に暖かさをもたらしてくれます。
また、お花を飾っていないときでも、置いておくだけでインテリアとして成立します。
ランチョンマット
幾何学模様や自然モチーフなどの北欧柄のランチョンマットは、食事の時間を楽しく演出してくれるアイテム。
綿やリネン、ポリエステルなどの素材があり、お手入れのしやすさや使用シーンに合わせて選ぶことができます。
色柄や素材によって、手軽に食卓の雰囲気を変えることができるのも嬉しいポイントです。
置物
北欧デザインの小さな置物も、インテリアのアクセントになります。
木製の鳥や動物のフィギュア、ガラス製の花瓶など、シンプルながら温かみのあるアイテムを選びましょう。
フィンランドのiittala(イッタラ)社のバードシリーズや、デンマークのKAY BOJESEN(カイ・ボイスン)が手掛けた木製のモンキーなどは、北欧インテリアの定番アイテムとして特に人気があります。
家具で北欧インテリアを演出
雑貨に慣れてきたら、次は家具を取り入れてみましょう。
北欧スタイルの家具は、飽きのこないシンプルなデザイン性と使いやすさを両立させているのが特徴です。
照明
空間の雰囲気を大きく変える照明器具。
北欧風の部屋に近づけたいのであれば、温かみのある光で部屋全体を包み込むような、北欧デザインのペンダントライトやテーブルランプを取り入れましょう。
特に、デンマークのlouis poulsen(ルイスポールセン)社のPH5は、北欧照明の代表格として知られています。
ラグ
幾何学模様や抽象的なデザインのラグは、床に敷くだけで北欧らしい雰囲気を演出できます。
素材は羊毛やコットンなど、自然素材を選びましょう。
北欧インテリアで人気なのは、スウェーデンの伝統的な裂き織りラグ「trasmatta(トラースマッタ)」や、フィンランドのmarimekko(マリメッコ)社のカラフルなデザインのラグ。
ラグは部屋の雰囲気を大きく左右するアイテムなので、お部屋の広さやインテリアの色味に合わせて選ぶことが重要です。
ソファ
シンプルでありながら、座り心地の良いソファが北欧スタイルの定番です。
布張りやレザー、木材を使用したものなど、素材選びも楽しみましょう。
クッションやブランケットを組み合わせれば、より居心地の良い空間を作ることができます。
サイドボード
収納力があり、かつ飾り棚としても使えるサイドボード。
北欧インテリアでは、木目を生かしたデザインが特に人気です。
天板の上にはお気に入りの雑貨や植物を飾ることができ、ディスプレイ空間としても楽しめます。
内装で北欧テイストを強調
さらに北欧スタイルを追求したい方は、内装にも手を加えてみましょう。
クロス(壁紙)
北欧インテリアによく合うのは、白を基調とした明るい壁紙や木目調の壁紙。
北欧デザインの特徴である、自然をモチーフにした植物柄や幾何学模様の壁紙を、一面だけアクセントクロスとして使うのも効果的です。
タイル
幾何学模様や植物モチーフなど、北欧デザインのタイルを使用すると、北欧の雰囲気が一気にアップします。
タイルは熱や火、水に強く、お手入れもしやすいため、キッチンやバスルームにもおすすめです。
床材
北欧スタイルといえば、明るい色調の無垢材やフローリングが特徴。
床材には、白木や淡いグレーなど、明るく清潔感のある色調を選びましょう。
特にオーク材やアッシュ材などの広葉樹を使用した床材は、温かみのある空間を演出でき、北欧家具との相性も抜群です。
室内窓
部屋と部屋の間に設置することで、開放感のある空間を演出できる「室内窓」も、北欧インテリアの特徴の一つです。
メリットは、室内窓を通して光が広がることで、家全体が明るく感じられること。
またプライバシーを確保しながら、家族間のコミュニケーションを促進する効果も期待できます。
設備で北欧クオリティを追求
最後に、キッチンや水まわりに取り入れられる北欧デザインの設備をご紹介しましょう。
食器洗い機【Miele(ミーレ)】
ドイツのMiele(ミーレ)社の食器洗い機は、憧れのキッチン家電(設備)の代表格です。
省エネ性能が高く、デザインもシンプルで美しいのが特徴です。
扉が前にがばっと開き、かごを手前に引き出せるため、食器の出し入れがしやすいというメリットもあります。
水栓【GROHE(グローエ)】

ドイツのGROHE(グローエ)社の水栓は、ステンレス製のミニマルなデザインで清潔感があり、メンテナンスも簡単。
シンプルで機能的なデザインが、北欧スタイルのキッチンや洗面所を引き立てます。
小さな雑貨からお気に入りの北欧インテリアを楽しもう
北欧スタイルの家づくりは、小さな雑貨からはじめることができます。
少しずつ家具や内装、設備にも手を広げていけば、自分好みの北欧テイストの空間を作り上げることができるでしょう。
大切なのは、シンプルさと機能性を重視しながら、自然素材を取り入れ、明るく温かみのある空間を目指すことです。
一つずつアイテムを選び、配置を考えながら、じっくりと自分らしい北欧スタイルの家を作り上げてみてください。
内装や設備にもこだわりたい方は、ぜひ「わが家のマイスター」にリフォームのご相談を。