洗濯を時短するために、室内干しやドラム式洗濯機を使っている方も多いですよね。
しかし冬の室内干しは生乾きだったり、ドラム式洗濯機だと乾くのに時間がかかったりと不便もあります。
そこで最近注目されているのが、電気ヒートポンプ式よりもパワフルなガス衣類乾燥機。ガスの力でスピーディーにふんわりと衣類が乾きますよ。
今回はガス衣類乾燥機のメリットやデメリット、設置例、費用などをお伝えします。

 

目 次

ガス衣類乾燥機ってなに?

そもそもガス衣類乾燥機とは、ガスの力を使って衣類に温風を当て、乾燥させる製品です。
短時間で乾かすことができ、ランニングコストも抑えられることから、人気が高まっています。
コインランドリーにある乾燥機のほとんどがガス衣類乾燥機というほど、パワフルでコスパが良いのが特徴です。

 

ガス衣類乾燥機のメリット

ガス衣類乾燥機には次のようなメリットがあります。

  • 家事の時短ができる
  • 生乾き臭を抑えられる
  • ランニングコストを抑えられる
  • 季節や天気を気にせず洗濯ができる

 

家事の時短ができる

ガス衣類乾燥機を使えば、電気ヒートポンプ式の約3分の1の時間でスピーディーに洗濯物が乾きます。
もちろん洗濯物を干す手間もなく、洗濯機からそのままガス衣類乾燥機に移すだけ。
洗濯と乾燥を別でできるので、1日2回以上洗濯機を回すご家庭にもおすすめです。

 

生乾き臭を抑えられる

冬場や雨の日は、室内干しでも外干しでもなかなか洗濯物が乾きません。
ガス衣類乾燥機ならパワフルな温風で、生乾きの原因菌をカット。
生乾きのニオイに悩まされず、どんな季節でもふんわりと洗濯物が乾きます。

 

ランニングコストを抑えられる

短時間で乾燥できる分、光熱費がお手頃なのもガス衣類乾燥機のメリットです。

  • ガス衣類乾燥機(5kg):1回あたり約63円(※)
  • ガス衣類乾燥機(8kg):1回あたり約102円(※)

これなら1日1回使っても月に2〜3千円なので、毎日気軽に使えますね。

※ガス料金LPG:5.1円/MJ(石油情報センター平成27年度月次データ平均価格(50m3)データの単純平均より)電気料金25.6円/kWh、60Hzの場合(基本料金は加算せず)。条件:実用衣類8kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-80・標準コース、1日1回使用で算出。リンナイ(株)調べ。実用衣類5kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-54S-SV・標準コース、1日1回使用で算出。リンナイ(株)調べ。

 

 

季節や天気を気にせず洗濯ができる

雨の日はもちろん、花粉やPM2.5が気になる日も、ガス衣類乾燥機があれば洗濯OK。
季節や天気を気にせずどんどん洗濯できるので、忙しい共働き世帯や洗濯物の多い子育て中のご家庭にもおすすめです。
お子さまが持って帰ってきた体操服や部活着も、夜洗えば朝までにしっかり乾きますよ。

 

ガス衣類乾燥機のデメリット

メリットが多い一方で、ガス衣類乾燥機には以下のようなデメリットがあります。

  • 初期費用がかかる
  • 設置スペースが必要
  • 衣類が縮んでしまうことがある

 

初期費用がかかる

ガス衣類乾燥機は電気ヒートポンプ式と違って、ガス栓につないで使います。
ガス栓の増設工事や、壁の穴や窓から湿気を逃がすためのダクト工事が必要です。
工事は半日ほどで完了しますが、初期費用がかかるのがひとつのデメリットといえます。
初期費用の金額はケースバイケースなので、まずはリフォーム会社に見積もりを依頼しましょう。

 

設置スペースが必要

ガス衣類乾燥機の容量にもよりますが、壁から距離をとることも考えると「高さ65〜75cm程度、幅65〜75cm程度、奥行き50〜65cm程度」ほどの設置スペースが必要です。
意外と本体が大きいので、洗濯機の上に置くと圧迫感がでることもあるかもしれません。

 

衣類が縮んでしまうことがある

ガス衣類乾燥機で高温の風を当てると、衣類が縮んでしまうことも。
特に縮みやすいのが、綿・麻・ウール・シルクなどの熱に弱い素材です。
衣類の洗濯表示を確認して、縮みやすい服は室内干ししたり乾燥を短時間にしたりと工夫しましょう。

 

ガス衣類乾燥機はこんな人に使ってほしい!

ガス衣類乾燥機は次のような方にとてもおすすめです。

  • 少しでも家事の時間を短縮したい
  • 毎日2回以上洗濯する、洗濯物が多い
  • 花粉症やアレルギー疾患を持っている
  • 外に洗濯物を干すスペースがない
  • 庭やバルコニーが大きな道路に面している

ガス衣類乾燥機があれば、洗濯物を外に干す必要がなく、家事の時間を短縮できます。

 

ガス衣類乾燥機の設置例と費用の目安はこのくらい

次は実際に、ガス衣類乾燥機の設置例と費用の目安を見ていきましょう。

 

1坪

一般的な洗面脱衣所の広さは1坪サイズ。
広さに限りはありますが、縦型洗濯機の上のスペースを活用すれば、ガス衣類乾燥機をすっきりと収められます。
メーカーが販売している専用棚を使うほか、オリジナルで棚を造作することも可能です。

 

1.5坪

1.5坪のスペースがあれば、洗濯機とガス衣類乾燥機を横並びにして設置できます。ガス衣類乾燥機の位置が高すぎないので、洗濯機からの移し替えやガス衣類乾燥機からの取り出しが楽にできるのが横並びのメリットです。

 

2坪

家自体の広さに余裕があれば、独立したランドリールームをつくることもできます。
脱衣所とは別にランドリールームを設置し、そのなかで洗濯・乾燥・アイロンがけ・収納まで一連の洗濯が完結する間取りもおすすめです。

 

ガス衣類乾燥機設置の費用の目安

ガス衣類乾燥機を設置するには、どのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。

  • ガス衣類乾燥機本体の価格:10〜17万円程度
  • ガス栓の増設・配管工事 :1.5〜2.5万円程度(5m以内同一室内増設の場合の目安)
  • 専用台の組み立て・設置(専用台を除く):2~3万円程度
  • 排気ダクト工事:1.5万円程度

本体価格は、電気ヒートポンプ式の衣類乾燥機と大きく変わりません。
しかしガス配管工事や排気ダクト工事が必要になる分、ガス衣類乾燥機のほうが数万円程度高くなることが多いでしょう。

 

ガス衣類乾燥機をもっとお得に使う方法は?

ガス衣類乾燥機のガス代は、1回あたり約63円(容量5kg)。
ガス衣類乾燥機を導入したからといって、ガス代が大きく跳ね上がる心配はなさそうです。
それでもさらにお得に使う方法があるなら、実践したいですよね。ガス衣類乾燥機をもっとお得に使う方法を紹介します。

 

ガス衣類乾燥機をまとめて使用する

容量の4割の洗濯物を入れて毎日乾燥させるよりも、容量の8割の洗濯物を入れて2日に1回使ったほうがガス代は節約になります。
光熱費としては小さな差ではあるものの、使用回数を半分にできるので、結果的に本体の寿命を延ばすことにもつながります。

 

こまめにフィルター掃除をする

ガス衣類乾燥機には「糸くずフィルター」や「吸気フィルター」がついています。
フィルターを掃除せずに使用し続けると、乾燥効率が下がってしまうことに。
乾燥にかかる時間が長くなるので、フィルターの掃除はこまめにしましょう。

 

エコモードを活用する

ガス衣類乾燥機に「エコモード」や「エココース」といった機能がついている場合、積極的に使いましょう。
乾燥時間は長くなるので、時間に余裕がある時に使うのがおすすめです。

 

ガス衣類乾燥機の設置は安心できる会社にお願いしよう

ガス衣類乾燥機を設置すると光熱費を抑えられ、家事の時短にもつながるなどのたくさんのメリットがあります。
ガス配管工事や排気ダクト工事も必要になるため、安心して任せられる会社を見つけてお願いしましょう。
わが家のマイスターは、東邦ガスのリフォーム専門ブランドです。
ガス会社ならではの専門知識を活かし、お客さまのライフスタイルや間取りに合わせたリフォーム方法をご提案いたします。
ガス衣類乾燥機の設置をご検討なら、ぜひお気軽にご相談ください。