明るく使い勝手のいい玄関だと、自然と通るのが楽しみになり、お客さまを自信をもって出迎えることができます。
しかし、玄関ドアが古かったり使いにくかったりして、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、玄関のリフォーム。
今回は玄関のリフォームの費用目安をお伝えするとともに、リフォームのポイントや施工事例をご紹介します。
玄関をリフォームするメリットとは
水回りや外壁などほかの部分と比べると、やや優先順位が低い玄関リフォーム。
では、リフォームをするメリットには何があるのでしょうか。
断熱性能がアップ
夏場は窓やドアから約73％の熱が入り込み、冬場に家の中から出ていく熱は約58％にもなります。
つまり断熱性能の高い玄関にリフォームすることで、年間を通して快適に過ごせる家になるのです。
セキュリティを強化
郵便受けがついている玄関ドアや、錠前がひとつしかない場合は侵入されやすいと言われています。
キーレスで鍵の開け閉めができるスマートドアなどに交換することで、防犯面が強化できます。
通風良好で明るく気持ちのいい玄関に
通気性の悪い玄関は靴のにおいがこもったり、湿気がたまったりしがち。
通風機能がついた玄関ドアにリフォームすれば、ドアを閉めたまま外気を取り込めるので、セキュリティ面でも安心です。
通気部分に網戸がついているものであれば、虫の侵入も防げます。
玄関リフォームの方法
続いて、玄関ドアのリフォーム方法を見ていきましょう。
ドア交換
ドア交換は、その名の通りドアのみを新しくする方法です。
ドア枠はそのまま使用するので、ドア本体代と工事費、処分費のみ必要です。
＜メリット＞
・手軽で最もリーズナブルな方法
＜デメリット＞
・既存のドアと同じサイズでないと工事ができない
カバー工法
カバー工法とは、既存のドア枠の上に新しいドア枠を取り付け、玄関ドアも新しくする方法です。
ドア交換よりも工程が多くなるので、その分工事費も少し上がります。
＜メリット＞
・ドア枠や外壁を壊さずに全体を新しくできる
＜デメリット＞
・ドア枠が2つ重なっている状態なので、開口部が約4〜5cm狭くなり、段差ができる
はつり工法
はつり工法とは既存のドア枠や外壁を壊し、一新する方法です。
＜メリット＞
・玄関ドアを広くしたり移動させたりできる
＜デメリット＞
・はつる際に大きな音が出る
・費用も工期も増える
玄関リフォームは補助金の活用も可能
玄関リフォームには以下のような補助金を活用できる場合もあります。
・高齢者住宅改修費用助成制度（各自治体）
・こどもエコすまい支援事業（国土交通省）
・長期優良住宅化リフォーム推進事業（国土交通省）等
それぞれ要件が異なりますので、詳しくは該当する窓口へお問い合わせください。
玄関リフォームで失敗しないためのポイント3つ
玄関ドアのリフォームで失敗しないためにも、3つのポイントを知っておきましょう。
ポイント1．目的を考える
玄関をなぜリフォームするのか、目的を明確にしておきましょう。
「ついでだからあれもこれも……」では、あっという間に予算オーバーしてしまいます。
ポイント2．家全体との調和を考える
外観が純日本家屋なのに、玄関ドアだけ洋風の可愛らしいテイストだとややバランスが悪い印象を受けやすいでしょう。
家全体のテイストと合っているか考えることもひとつのポイントです。
ポイント3．現地調査も依頼する
仮にドア交換だけ依頼したとしても、枠部分に不具合がある場合は交換が必要となり、思わぬ出費となることも。
予想外の出費を防ぐためにも、現地調査をしてもらった後に見積りを作成してもらいましょう。
素敵に変わった玄関リフォーム事例
ここからは玄関リフォームの事例をご紹介します。
リフォーム事例1：補助金で玄関ドアを新しく
＜Before＞
＜After＞
＜Before＞
＜After＞
こどもエコすまい支援事業の補助金を活用して、玄関ドアをリフォームした事例です。
施工前のドアは採光窓が大きく、熱の出入りがしやすい状態でした。
そこで熱貫流率と日射熱取得率が基準値以下になるよう、玄関ドアを交換することに。
明るさはそのままに、断熱性能をアップさせたことで快適な玄関へと生まれ変わりました。
先進的窓リノベ事業＆こどもエコすまい支援事業の補助金を活用して おトクに心地のよいくらし
リフォーム事例2：通風もできる電子錠の玄関ドアに交換
＜Before＞
＜After＞
通風機能と電子錠を備えた玄関ドアに取り換えた事例です。
カバー工法なのでわずか1日の工期で完了します。
ドアを閉めたままでも外気を取り込めるので、風通しがよく気持ちのいい玄関になりました。
また、電子錠にすることでドアの開け閉めも簡単になっています。
1dayリフォーム！施錠したまま空気をリフレッシュ 採風仕様×電子錠の玄関ドア
リフォーム事例3：防犯性アップ！スマートキーも採用
＜Before＞
＜After＞
施工前は採光のためのガラスが大きく、さらにのぞき窓があるためやや防犯面に不安がありました。
カバー工法でドア枠とドアを交換し、採光のガラス面を縮小し鍵穴のないスマートキーに変更。
ドア本体もあたたかみのある木調にすることで、機能性だけでなく見た目にもいい玄関に生まれ変わりました。
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リフォーム事例4：鍵やドアの開閉がしやすいタイプに変更
＜Before＞
＜After＞
施工前のドアは鍵を2カ所開閉し、ドアノブを下に引きながら開けるタイプだったので、荷物がたくさんあるときなどは大変でした。
そこで鍵を電子タイプに変更し、ドアノブも引いて開けるタイプに。
荷物があってもスムーズに出入りが可能になりました。
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玄関リフォームの方法を知って理想の玄関をつくろう
玄関リフォームは方法や目的によって費用が変わります。
失敗しないためには、どうしてリフォームをしたいのか、目的を明確にすることがポイントです。
「わが家の玄関はどの方法でのリフォームが適しているのだろう？」「実際に見積りを依頼したい」など、玄関リフォームをお考えの方は、ぜひわが家のマイスターへご相談ください！
お客さまのお悩みをお聞きした上で、最適な玄関のリフォーム方法をご提案させていただきます。
