水まわりとは、文字通り水道を使用する生活部分のこと。
水まわりをリフォームすると生活に大きく影響するため、住みながらのリフォームに不安を覚える方も多いでしょう。
今回は、住みながらの水まわりリフォームについてのコラムです。

  • 住みながらの水まわりリフォームのメリット、デメリット
  • 準備しておきたいこと
  • 注意するべき点

など、多くの方が気になるポイントをご紹介していきます。

 

 

目 次

住みながらの水まわりリフォームは可能!

工事の規模や住まいの状態にもよりますが、住みながらの水まわりリフォームは可能です。
もちろん、住みながらのリフォームの場合はメリット・デメリットがそれぞれあります。
デメリットとご家族のライフスタイルを照らし合わせ、仮住まいを選ぶ方もいらっしゃいます。
まずは、メリット・デメリットを解説します。

 

 

住みながらの水まわりリフォームメリット

 

仮住まいの費用がおさえられる

水まわりに限らず、最も大きいメリットは、仮住まいにかかる費用がおさえられることです。
規模やケースにより、一部例外はありますが、水まわりのリフォームに限ってお伝えすると、ほとんどの場合、住みながらのリフォームの方が費用が抑えられます。

【仮住まいでかかる費用一覧】

  • マンスリーマンションなどの家賃、ホテルの滞在費など
  • 荷物を一時保管するレンタルスペースの確保
  • 荷物運搬、配送料

※いずれもご家庭の事情や、状況によって異なります。

ご実家などに滞在すれば家賃や滞在費は必要ありませんし、荷物も少ない場合は運搬料やレンタルスペースなど必要ありません。
水まわりのリフォームのみで仮住まいを選ぶご家庭は少ないですが、仮住まいを選ぶ場合は、光熱費も支払わなければならないため、二重契約となり、生活費も膨らみます。

 

工事の進捗を確認できる

工事の進捗が確認できるのもメリットの1つです。自分の家が変わっていくワクワクはもちろん、工事の様子が見られるので安心感もあります。また、何かトラブルがあった際もすぐに確認・対応ができます。

 

 

住みながらの水まわりリフォームデメリット

 

粉じんやホコリ、音などストレスの要因が大きい

工事中は、ホコリが大量に発生します。
また解体作業時には、粉じんも気になります。工事の音も日常音ではないのでストレスの要因として大きいです。

 

工事関係者など、人の出入りが多数ある

「洗濯物が干しづらい」「工事中どこにいて良いかわからない」「部屋着などで過ごしにくい」など、他人の出入りがあることによる困りごと、ストレスはそれぞれに抱えます。家族の理解も必要です。ストレスを抱えやすい方や受験生、赤ちゃん、高齢者がご家族にいる場合は仮住まいを検討しましょう。

 

水まわりが使えないため必要に応じた準備がいる

仮住まいなら心配ないことですが、住みながらのリフォームの場合、工事中は対象となる水まわりは使用できません。キッチンなら食事や洗い物はどうするのか、バスルームやトイレもその期間中の対応をどうするのか家族で相談する必要があります。

 

 

リフォーム工事前に知っておきたい準備と対策

 

リフォーム期間を確認する

まずはリフォーム期間を確認します。
特に水まわりの場合は、生活に大きく影響するので、どのタイミングでどれぐらいの期間、水まわりが使えないのかを把握しておきましょう。

>>リフォーム期間についてはこちらのコラムをご覧ください

荷物を置くスペースをつくる

水まわりスペース、その周辺にあった荷物を移動させる必要があります。
特にキッチンは荷物が多いので、スペースを十分に確保しておきましょう。
工事がはじまってから荷物の移動を行っていると、工事のスタートが遅れて工期が伸びてしまう可能性もあります。
水まわりは、生活の必需品がそろっています。「片付けるモノ」「すぐ出せるようにしておくモノ」と、しっかり仕分けしておきましょう。

リフォームは「断捨離」のチャンスです。
早めに準備すると処分もスムーズにできて、リフォーム明けから新しい環境ですっきりと過ごせるのでおすすめです。

 

外食費や入浴施設、仮設トイレの予算を確保する

 

【キッチンの場合】

キッチンの場合は、事前に工事期間中の食事をどうするのか家族で話し合い、必要に応じた準備をします。
家族全員、自宅で食べる場合、人数や工期によっては外食やテイクアウトより、カセットコンロなどの調理器具を用意する方が安くおさえられます。
食器は、洗面所やお風呂などでも洗えますが、抵抗がある方は使い捨ての食器を使用するのがおすすめです。

【浴室、バスルームの場合】

入浴施設への移動手段によっては、時間を合わせて一緒に行くなど家族の協力も必要です。期間や施設を利用する人数が決まっていれば、回数券を購入するなどの工夫で費用がおさえられます。

 

【トイレの場合】

工期が1日以上ある場合は、仮設トイレを設置するところがほとんどです。
こちらはリフォーム会社へ手配してもらえるか事前に聞いておきましょう。

 

防犯対策をしっかり行っておく

水まわりに限らず、リフォーム中は荷物や資材の出し入れで開けっ放しの状態が続きます。

  • 出入りする工事関係者の顔を把握、確認しておく
  • 貴重品はできるだけ手元に置いておく
  • 人が出入りできる部分の開放時間が長い場合は対策してもらう

「きちんと防犯対策している家庭」だと認識されることが重要です。
心配な場合は、事前にリフォーム会社へ相談しておきましょう。

 

タイミング、季節の選定を行う

お子さんが夏休みなどの長期休みに入っている間は、在宅時間が長くなることや、食事の支度の問題もあり、住みながらのリフォーム期間としては不向きです。
「真夏に水がすぐに使えないと困る!」という方もいらっしゃるでしょう。
また、受験生のいるご家庭では、受験シーズンは勉強の妨げになる可能性もあるため、住みながらのリフォーム期間としては不向きです。
そのため、ご家族のご予定や、ライフスタイルなどに合わせてリフォームのタイミングや季節の選定を行いましょう。

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