人生100年時代。
年齢を重ねても、元気に楽しく快適な生活がしたいですね。
今の住まいに不満点があれば、ライフスタイルの変化にあわせたリフォームという手があります。
まだ先でいいかなという方も、老後をみすえ、今からできることを少しずつ行ってみませんか。
快適で明るい、終の棲家をつくる秘訣をお伝えします。

 

目 次

老後によく出てくる住まいのお悩み

こんなライフスタイルの変化はありませんか?

  • 階段を昇り降りするのが億劫になってきた
  • 夜中にトイレへ行くのが面倒
  • 定年退職で夫婦の時間が増えたが生活リズムがあわない
  • 子供部屋が物置になっていてどうにかしたい
  • 暑さや寒さが気になる

そんなお悩み、住まいで解決できます。
でも「今から住み替えるなんて大変そう」「できれば思い入れのあるわが家に住み続けたい」という気持ちもありますよね。
引っ越しまでしなくても、リフォームで快適な暮らしが手に入りますよ。

 

老後をみすえた間取り変更のポイント

どんな間取りにすれば、老後も住みやすいのか、ポイントをまとめました。

 

ワンフロアで暮らせるようにする

ワンフロアで暮らせるようにすると、これから先の老後も安心です。
たとえば、お客様用の和室をあまり使っていなければ、リビングとつなげて家族がゴロンと休めるスペースに。
ゆくゆくは寝室として使え、ワンフロアで生活が完結しラクになります。

ほかにも洗濯物を持って階段をあがるのが大変な場合、1階にちょっとしたランドリールームを。
洗濯が1階で完結し家事動線が短くなるなど、アイデアはさまざまです。

 

トイレを寝室やリビングの近くに

高齢になると、どうしても夜中のトイレの回数が増えてしまいます。
移動中の電気が明るくて、目が覚めて眠れなくなってしまうのも困りますよね。

夜中のトイレへの移動を最短にするために、寝室近くにトイレを増築する手があります。
足元だけ照らすような灯りをきちんと計画し、安全でぐっすり眠れる生活を今から考えておきましょう。

 

夫婦それぞれの居場所をつくる

夫婦それぞれの居場所をつくるのも、老後をみすえたポイント。
定年後は在宅時間が増えます。
いくら仲のいいご夫婦でも、お互いの「ひとり時間」「それぞれの居場所」が必要なことも。
それぞれが趣味を楽しめ、適度に距離をとれる間取りへのリフォームが、長い老後を楽しく暮らす秘訣となるでしょう。

 

老後を楽しく暮らすリフォームのアイデア

老後をみすえたリフォームに大切なのは安全性。
さらに、元気に楽しく暮らせる工夫をちりばめておきましょう!

 

バリアフリーリフォームで安全な家をつくる

老後を楽しく暮らすには、あらかじめ障壁(バリア)をなくしておくことが大切です。
たとえば、階段を緩やかにしたり、滑りやすい箇所をチェックして対策しておきましょう。
開き戸を引き戸に変えておくのも将来的に安心です。
開き戸は、ドアを開けた分、うしろに身体を引く動作が増えます。
元気なうちはなんとも思わない動きも、高齢になるにつれ、転ぶ原因となってしまいます。

バリアフリーは高齢者だけでなく、子供や孫たち家族にも安全な家となります。
バリアフリーにすることでケガを予防しながら、安心して暮らしましょう。

 

断熱リフォームで夏も冬も快適に暮らす

今の家は、夏も冬も快適に過ごせていますか。
「雪国でもないから、このくらいは大丈夫!」と我慢される方も多くいるかと思います。
しかし冬のお風呂やトイレの寒さは、高齢になるにつれ体への負担が大きくなります。
夏に空調が効きにくいと、熱中症のリスクもあがってしまいます。

断熱リフォームを考えてみませんか。
ポイントのひとつとして挙げられるのは、窓。
窓を断熱性能の高いものに変えたり、「内窓」という二重の窓を付け、魔法瓶のような家にリフォームすることが可能です。

 

子供部屋を趣味スペースに変える

お子様が巣立ち、「子供部屋が物置になってしまった」というお話をよく伺います。
スペースがもったいないので、趣味スペースに変えてみてはいかがでしょうか。
自分だけのアトリエをつくったり、防音リフォームで映画や音楽を思う存分楽しめる部屋にしたり……
長い人生、趣味をたっぷりと楽しみましょう。

関連コラム「映画鑑賞、読書、DIY……趣味をとことん楽しむリフォーム事例」

 

孫が遊びに来たくなるリフォーム

たとえば、キッチンとリビングのあいだの間仕切り壁をとって、広いLDKにリフォームすることで、家族が集まる場所ができて、お孫さんとの会話も広がります。
水回りも大きなポイント。トイレやお風呂が寒かったり暗かったりすると、お孫さんが「入りたくない」「こわい」と思っているかもしれません。
きれいで使い勝手のいい水回りは、家族みんなに喜ばれます。
壁紙やフロアを孫世代にも好まれそうな温かみのあるものに貼り替えるプチリフォームでも、ずいぶんとイメージが変わりますよ。

 

老後を楽しむ終の棲家をリフォームでつくろう

「家への不満はあるけど老後のイメージがわきにくく、どうリフォームしたら良いかわからない」「家族がリフォームに乗り気ではない」など、いろいろな事情があるかと思います。
老後をみすえたリフォームは、元気なうちに理想を描き、取りかかっておくこともポイントです。
「わが家のマイスター」では、3Dパースを使うことで、リフォームプランを立体的に見える形でご提案ができます。リフォーム後の住まいをイメージしやすくなり、リフォームを進めやすくなるだけでなく、見るだけでも楽しいですよ。

まずは、おうちの不満点を洗い出し、将来をみすえたときに必要なリフォームをご提案いたします。
ぜひ住まいのプロ「わが家のマイスター」にお気軽にご相談ください。